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診療症例

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精巣腫瘍

 犬で一般的で猫では非常に稀な病気です。セルトリ細胞腫、間質(ライディッヒ)細胞腫、精上皮腫(セミノーマ)などいくつか種類があります。特に問題となるのがセルトリ細胞腫です。腫瘍化した精巣から過剰なホルモンが分泌され、骨髄抑制が起こり重度の貧血を起こすことがあります。
 また精巣腫瘍は停滞精巣(精巣が陰嚢内になくお腹の中や皮膚の下にあること)でリスクが非常に高くなります。年齢が高くなるにつれて腫瘍化の危険性が上がるので、高齢の子で陰嚢内に精巣が2つ触れない場合、または触れても左右の精巣の大きさが異なる場合には注意が必要です。
 治療法は外科手術による摘出が第一選択となります。稀に転移をすることや貧血を起こしてしまった場合有効な治療法がないことを考えると、早めの手術や去勢手術による予防が大事です。
 写真は手術にて摘出した精巣です。片方が明らかに大きくなっており腫瘍化しています。ちなみに腫瘍化していない精巣は萎縮して小さくなっていきます。

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